ココナラ巽クリニック
大阪市生野区巽南3丁目4番25号
tel:06-6753-2211
・一般外来(内科・整形外科・リハビリテーション科)
・在宅支援診療(往診)

ボトックス治療がスタートしました!

近年、一般的に知られるようになった「ボトックス治療」。美容業界で使用されるイメージがありますが、実は脳梗塞後の痙縮を緩和する効果が期待できる治療として、大手医療機関などでは取り入れられる治療となってきました。
この治療は特定の研修を受けた医師のもと実施出来る治療です。

 

このたびココナラ巽クリニックでも、ボトックス治療を受けて頂く事ができるようになりました。痙縮でお悩みの方は、一度ご相談下さいませ。

手足のつっぱり(痙縮)とは?

脳卒中で良く見られる運動機能障害のひとつに痙縮という症状があります。痙縮とは筋肉が緊張しすぎて、手足を動かしにくかったり、勝手に動いてしまう状態のことです。

 

痙縮では、手指が握ったままとなり開こうとしても開きにくい、肘が曲がる、手足が足の裏側の方に曲がってしまう(尖足)などの症状が見られます。

痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限され(これを拘縮といいます)、日常生活に支障が生じてしまいます。また、痙縮がリハビリテーションの障害となる事もあるので、痙縮に対する治療が必要となります。

ボトックス治療とは?

ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。
ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があるため、この作用を利用し、筋肉の緊張を和らげる事を目的として注射を行います。

 

ココナラ巽クリニックでは、注射により緩和された筋肉の緊張を、リハビリテーションによりさらに動かしていくことで、手足の筋肉を柔らかく、動かしやすくしていきます。

ボトックス治療の効果

・手足の筋肉がやわらかくなり、動かしやすくなることで、日常生活動作(ADL)が行いやすくなる。

・リハビリが行いやすくなる。

・関節が固まって動きにくくなったり、変形するのを防ぐ事が出来る。

・痛みが和らぐ。(手足のつっぱりによる痛みが和らぎます。)

 ・介護の負担が軽くなる。

治療の効果を高めるために

治療は、合宿と共に

ボトックス治療の効果を最大限に高めるため、ボトックス注射施注後、クリニック併設のココナラ巽にご宿泊頂きながら最大2週間の短期集中リハビリテーションを実施致します。

宿泊には介護保険制度を利用して頂くことができます。

ホテルのような空間でリハビリができます

治療のステップ

※短期集中リハビリテーション期間は、ボトックス効果を最大限に高めるために、クリニック併設のココナラ巽へのご宿泊(リハビリ合宿)を推奨しております。

step1.診察(初回)

ボトックス治療を受けられるかどうか、診察によって判断します。

step2.治療の目標設定(2回目)

「何に困っているのか」「何を出来るようになりたいのか」といった点について、ボトックス治療を実施する医師と相談し、治療の計画を立てます。

step3.初回治療

短期集中リハビリテーション※coconara巽宿泊(3~14日推奨)

つっぱりのある筋肉に薬を注射します。ボトックス治療の効果を最大限高めるために施注後2週間の短期集中リハビリテーションを実施します。
2週間の間、クリニック併設のココナラ巽へご宿泊頂きながら、短期集中リハビリテーションを受けて頂きます。
宿泊には介護保険制度を利用してご宿泊頂くこともできます。
介護保険が適応でない場合、1日10,000円の宿泊費用(食費含む)がかかります。

step4.受診

定期的リハビリテーション

自宅から外来リハビリで定期的にリハビリテーションを続けて頂きます。
ボトックス治療の効果は3~4ヶ月持続すると言われています。
治療後の症状について、ボトックス治療を実施した医師と相談しながら、次回治療の必要性を決定します。

step5.2回目の治療

短期集中リハビリテーション

経過観察を経て、効果が弱まってきたら、2回目の治療とリハビリテーションを行います。
以降は経過観察と治療、リハビリテーションを繰り返していきます。
※治療の間隔には個人差があります。